結婚式や忘年会の余興、謝恩会や文化祭…普段ダンスを踊らない人でも、何かの事情でダンスを踊ることになることってありますよね。
ダンス未経験者がダンス余興をやる時にぶつかる最初の壁は、「ダンスの振り付けが覚えられない!」というもの。そこで今回は、ダンス経験者がどうやって振り付けを覚えているのか、覚え方をご紹介します。
ダンス振り付けを覚える5つのステップ
いきなりアイドルやアーティストが踊っている動画を見て真似しようとするのは至難の業です。めっちゃむずいです。
ダンス初心者がダンス振り付けを覚える場合、以下のようなステップを踏みましょう。
<ダンス振り付けを覚えるステップ>
- ゆっくりの反転動画や振り付け解説動画で「どうやって動いているのか」を知る
- とりあえず一通り、動きを真似して踊ってみる
- ダンス曲を聞きながらイメージトレーニングをする
- イメトレが完璧にできたらまた身体を動かして踊ってみる
- 踊れるようになったら形やキレにこだわってみる
それぞれのステップを解説します!
ダンス振り付けを覚えるステップ1:ゆっくりの反転動画や振り付け解説動画で「どうやって動いているのか」を知る
いきなりアーティストのミュージックビデオを見て振り付けを真似しようとしても、どうやって動いているかわからないでしょう。
「(踊りたいダンス曲) 振り付け解説」などで検索すると、振り付けを解説する動画が見つかります。まずはそういった動画を見て動きを教えてもらいましょう。
まわりにダンス経験者がいるなら、教えてもらうのがベストです。動画を見て頑張るより、結局は直接教えてもらうのが一番早く覚えられます。以下のようなダンス講座を利用してみてもいいかもしれません。
ダンス講座「DA PUMP/U.S.A.ダンスを踊ろう!【初心者限定】」
あまりみんなが踊っていないダンス曲だとこういった講座もないですし、振り付け解説動画をアップしてくれている人もいません。
そんなときは、反転動画を探しましょう。通常動画を元にダンスを覚える場合、目で見た動きと左右逆に覚えなくてはいけません(見たまま覚えてもいいですが、一緒に踊る人と逆になってしまったり、右利きなのに左手を動かす振り付けが多くなって踊りにくくなったりします)。
反転動画なら見たままの動きを真似できるので、振り付けを真似するのが少し楽になります。
また、反転動画のスピードが通常のテンポだと、初心者には速すぎて難しい場合もあります。そんなときは、YouTubeの機能を使って動画をスロー再生して使いましょう。
YouTube動画の再生速度を変更する方法【PC・スマホどちらも可能】
ダンス振り付けを覚えるステップ2:とりあえず一通り、動きを真似して踊ってみる
実際にはステップ1と2は同時に行うのが理想的です。振り付け解説動画や反転動画を見ながら、動きを真似して身体を動かしましょう。
まずは振り付け解説動画を一通り見てもOKですが、実際に動いたほうが早く覚えられますよ♪
動き方がわかったとしても、思うように身体が動かないというのがほとんどでしょう。なれないステップや動きをするのは難しいものです。
「全然ついていけない!」「動きが覚えられない!」と思っても、ここで諦めては絶対にいけません!とりあえず一通り真似して動いてみて「こんなもんか~」と体感するのが目的です。まだ踊れなくてOK!
ぶっちゃけダンス経験者でも、振り付けを1回で覚えられるのはセミプロ~プロくらいなもの。多少ダンスが踊れる人であっても、振り付けを覚えるまでは苦労します。踊れなくても焦る必要ないですよ!
ダンス振り付けを覚えるステップ3:ダンス曲を聞きながらイメージトレーニングをする

一通りダンスを真似して動いてみて、動きそのものは理解できましたね。そうしたら、身体を実際に動かす練習はそこそこにして、ダンスで使う曲を聴き込む「イメージトレーニング」をしましょう。
実際にダンスを踊るにはそれなりにスペースも必要ですし、家で練習しようと思ってもなかなか気が乗ってこないこともあるでしょう。イメトレなら通勤通学などのスキマ時間や寝ながらでもできるので、ぐっとハードルが下がりますね★
イメージトレーニングのやり方
ダンス振り付けを覚えるためのイメトレは、ただ「音楽を聞く」だけではできません。以下のポイントを押さえてイメトレをやってみましょう♪
<ダンス振り付けを覚えるためのイメトレのやり方>
- なんとなく聞いても意味なし!集中して聞く
- 具体的な振り付けの動きを頭の中で再生しながら実際に動かすイメージをする
- 次の振り付けの動きも考えながら聞く
- 頭の中でスラスラ振り付けが出てくるまでイメトレする
上記を注意してイメトレしてみると、びっくりするほど「頭の中ですら踊れない」ことがわかるでしょう。
ですが、スキマ時間のたびに1回集中してダンス用の音楽を聞き、振り付けを思い浮かべながらイメトレすると、段々と次の動きが自然と出てくるようになってきます。
何度もイメトレするうちに、頭の中ではほとんど踊れるようになるはず。そうすればあとは、再び身体に落とし込むだけです!
ダンス振り付けを覚えるステップ4:イメトレが完璧にできたらまた身体を動かして踊ってみる
イメトレでほぼ完璧に踊れるようになったら、改めて実際に踊ってみましょう。
頭の中で踊るのと身体を動かすのは違うので、最初はイメトレほどは踊れないかもしれません。しかしながら「動きがまったくわからない!」「次の振り付けが思い出せなくて動けない!」ということはないはず。
振り付けの動きの記憶の回路はちゃんとできているので、何度か踊るうちに、それなりにスムーズに振り付け通りに動けるようになるでしょう。
もし実際に身体を動かして踊る機会が多い人は、ステップ3のイメトレとステップ4の脳と身体をつなげる作業を同時進行でやってももちろん効果的です!
ダンス振り付けを覚えるステップ5:踊れるようになったら形やキレにこだわってみる
ここからはおまけです。ステップ4まででダンスの動きを覚えて、音に合わせて振り付け通りに動けるようになったら、余興で踊るダンスとしては十分なレベルです✨
それでもさらにダンスのクオリティを高めたい、会場の人たちを驚かせたい、そんなサービス精神旺盛なあなたは、覚えた振り付けの形やキレにこだわってみましょう。

具体的には、お手本にしている動画、アーティストやアイドルのダンスをもう一度見返して、自分の動きと違う部分をチェックして、取り入れられるものは取り入れます。自分のダンスを動画で撮って比べてみるのもおすすめです。
また、振り付けの中でも動きを「止める」部分では「力を入れてバシッと止める」ようにしたり、逆に身体を大きく使う部分は今よりもう少し大きく動いたりすると、ダンスの印象が変わります。
「次はもっと大きく思いっきり身体を動かそう!」
「身体のキレを意識して、止めるところはちゃんと止まろう!」
こんな風に一歩進んだ目標を自分で立てて、意識しながら踊ることで、より人を楽しませられるダンスになりますよ!
もし振り付けを覚えた上で余裕があったら、やってみてくださいね♪
まとめ:振り付けを覚えるときは、焦らず一歩ずつ!
ダンスをやったことがない人にとって、振り付けを覚える、音に遅れないように踊るというのは最初はかなり難しいでしょう。
私もダンス経験者ではありますが、振り付けを覚えるのが得意ではなく、間違えることなく踊れるようになるには何度もイメトレしないといけないタイプです…(´・ω・`)
でも、最初に全体の動きを覚えて、イメトレして、身体に再び落とし込んで……というステップを踏めば、必ずそれなりには踊れるようになります。
難しくても諦めず、ぜひご紹介した方法で振り付けを覚えてみてください!ダンスを踊れるようになるとすごく楽しいですよ♪